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※この作品は性描写があります。18歳未満の方はお戻り下さい。
18歳以上の方は自己責任でご閲覧下さい。



そっと戸を開けて小太郎が部屋に戻ってきたのは、もう夜中の2時を回っている頃だった。
「...おつかれさん」
俺はベッドからむくりと起き上がり、子供を寝かしつけてきた妻に、ちょっとだけ拗ねた声で労いの言葉をかけた。
「待たせた、な...?」
ベッドに腰掛けて、小太郎はやわらかに微笑む。俺は吸い込まれるように小太郎を抱きしめた。
「まったく...俺の性欲をどうしてくれるんだ」
文句を言いつつ、一回り大きい俺の身体が細い身体を壊さないように、腕を突きながらそっとベッドに押し倒す。
 
「...なあ」
「何だ...?」
「おまえは、俺の、妻なんだぜ」
「...ああ、そうだな」
「...なあ」
「何だ...?」
「昼間は、仕方ないけどさ」
「ん...?」
「夜は、俺だけのおまえでいてよ」
「...仕方のない、奴だな...」
「もう、今夜は、離さないから」
「...ああ、いいよ」
「さあ、大人の、時間だぜ...」

甘やかに舌を絡めて、ちゅっと口唇を重ね合わせて、また舌を挿れて、絡めて。
パジャマ姿の小太郎を、肩から剥いて、裸にして。
身体をさするように撫でほぐしながら、キスを続けて、ついた火はもうとめられなくて。
俺も服を脱いで、片手で手早くゴムをつけて。
小太郎の口唇を、一回り大きい俺の口で食むように貪り、細い身体を掌で蹂躙しながら、再度ベッドに押し倒す。
「ぁ、は...」
全身を這い回る俺の手に、小太郎のしどけなく身を捩る動き、でも、昔のようにむやみに快楽を怖がることはない。
俺を信じきって、俺に全身を預けて、感覚をすべて委ねて。俺だけに見せる、しどけない色姿。
「はん、ぁ、ふ」
胸元を弄る俺の指に、恥じらいながらも素直に感じてみせて。
「かわいい...おまえ」
「ふ...ぅ、ぁん」
濡れ始めた小太郎の熱をゆるく擦って、ゼリーを絡めた指を後ろにぐいと挿れ込むと、身体がぴくりと震えた。
「あ、あっ、ぁん」
挿入にはまだ早いその身体を、丹念に指を滑らせて、感じるところに触れて。ビクビクと揺れる肩を、包むように抱いて。
「もう、いい...?」
胸元に抱き寄せて囁くと、俺の首筋に埋められた小さな頭が、少し間を開けてこくんと頷いた。

ああ...たまらない。

小太郎の膝をぐいと開いて、そのあられもない姿を知っているのは俺だけだと妙な優越感に浸って、
「いくぞ」
ぐ、ぐっ、
小太郎の身体をゆっくりと貫く。
「ん、ぅ...、んん、ぁ、ん」
微かに眉を寄せて、小さな口を開いて、ゆるく頭をふって。子供部屋に聞こえないように、
息を逃がしながら、それでも静かに甘やかに響く、小太郎のその声。
俺だけに見せる、そのしどけないカオ、仕草に、俺は一瞬我を忘れて。
ずぐっ、
「あぁんっ!」
思わず強く奥まで挿入して、小太郎のきれいな顔を歪めさせる。
少し悲鳴に近いその声に、俺の身体はもっと、こいつをおかしたい、と昂るけれど。
「ワリ...痛かったな」
頬に張り付いた黒髪をよけてやりながら、愛するその身体を労わるように抱きしめる。
「...いい、痛く、ない...」
小太郎が、鈍い痛みを我慢した表情で微笑む、でもそれが、この上なくけなげで、いとしくて。
「強がんなくていいって...どんだけおまえを抱いてきたと思ってんだ」
わかってる、どんなに優しくしたって、やっぱり痛みも与えていることには変わりない。
「おまえに、負担が大きいことは、あんましたくねぇんだけど...」
数え切れないほど押し倒してきておいて何だけど、それは、本当。
だけど俺の身体は、欲情を、とめられない。
「いい、と、言ってるだろう...」
そんな俺を、こいつは包むように受け止めてくれる、昔も、今も。
ああ、こいつのいない人生なんて、考えられない。
「こたろ、」
優しく腰を揺らしてやると、
「あ、...ぁ、ん」
痛みだけでなく、甘さも含んだ吐息が漏れる。
その声に、欲情の響きが滲んでいるのを感じて、俺は少し安心して、
「声、ガマンすんなよ」
腰を揺らす動きを、徐々に大きく、激しくしていく。
「あ、あぁんっ、はぅ、」
小太郎が次第に髪を振り乱して、感じてる声を上げはじめて、俺の動きがだんだんと動物的になっていって、
「ぎんときっ、ぁん、ぎんときっ...!」
俺の名を必死に呼んで、我をなくしてすがりつく、その指の細さ、はかなさに、俺はさらに欲情して。
「こたろ、」
名を呼んで、腰の動きに合わせて舌も一緒に挿し込んで、ぐいぐいと奥まで貪って。
「ん、うぅ、ふ、う」
俺に合わせようと、けなげに舌を絡めてくる小太郎の、すべてを包み込むように、深く舌を絡め返して。
「んっは、はぁ、あっぁあんっ、ぎん、ひぁっ」
息苦しくないよう、口唇を離してやってから、あとはもう、俺も抑えがきかなくて、
「ぎん、」
「こたろ、こたろ...!」
夢中で、夢中で、俺の妻を愛した。

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